ソーシャルネットワーク今昔物語?

ソーシャルネットワーク:黎明期の動き

Yahoo!は、昔の人が月額$20を支払ってAOLから得ていたものを無償で提供し始めた。無償で提供できたのは広告を掲載してそこから収益をあげていたからだ。そしてYahoo!は企業買収もいくつか行って、今日的ソーシャルネットワークの元となるものを提供し始めた。リリースしたサービスの一例をあげればメール、IM、グループ、QA掲示板などだ。中でも「グループ」は発展し、宗教上の繋がりや母親ネットワーク、ないし学友ネットワークが広がることになった。ついにはYahoo!GeoCitiesも36億ドルで買収してしまう。Yahoo!の支配は誰にも止められないもののように思われた。もちろんこれも今にして考えれば笑い話だ。

確かに、2010年現在のソーシャルネットワークは、使い勝手の面で大幅に向上している。さまざまなサードパーティー製のツールも充実しており、より多くの人々が利用するようにもなっている。ただツール自体は古くからさほど変化していないことを認識してもらいたい。人々がネットワークに慣れてきただけで、環境自体は昔と同じようなものが使われているのだ。

懐かしいと思うか、だからどうしたと思うか。