ハリボテの五輪がここでも露呈

LINDEN日記: 北京五輪での奇妙な「君が代」、ナクソスを巻き込んでの新事実が判明

あまり関心がなかったのだが、何やら笑える話。
と、いうよりもね。またかと言う感じでね。

北京オリンピックでの「君が代」の演奏がおかしいということに関して書いた先日の記事について〜<中略>〜ワシントン・ポストの記事によれば、今回の北京オリンピックの国歌演奏は、約200カ国すべて、ナクソスにレコーディングされているペーテル・ブレイナー編曲による国歌集を、ナクソスやブレイナーの編曲スコアの管理出版社「ナクソス・ライツ・インターナショナル」に無許可で中国のオーケストラが演奏したものらしいのです。

ワシントン・ポストは、北京の国歌演奏をブレイナー編曲のオーケストレーションの盗作に限りなく近い〜<中略>〜ハイマンの推測によれば、ナクソスの音源はすべてナクソス・ミュージック・ライブラリーで試聴できるようになっていますが、それを中国人音楽家が再生して聴きながらスコアに起こしたものを使用したのではないか、とのこと。

要するに、各国の国歌の楽譜を手に入れるのが面倒だったのか、それとも短絡的に使ってしまったのか(あるいは只で手に入ったので、しめしめと・・・)ネットでパクっちゃったのがばれた様子。
口パクとか公害や情報統制等、スポーツよりもオリンピックに取り組む国家としてのあり方をこれほど考えさせられた大会はなかった。とにかくハリボテ感が拭えない。
しかもそれを露呈させたのはネットであり、名も無いユーザーの力であり、情報の平等化によるものが大きい。
今回の件はよほどの暇でなければ調べるものもなかろうし、またネットがなければ起こりえないチンケな犯罪でしかない(国家レベルでやることじゃないけど)

大きな犯罪も小さなパクリも、平等に広がるネットというツール。
どうにもトホホなオチをつけてくれた。