ネット10年史

メディアとしてのインターネットと10年の意味

どうにも10年というと随分長い年月のようで、あっという間でもある。10年前のネット環境は?というと、プロバイダがそれほどなく、ダイヤルQ2経由で繋がるプロバイダなどと細々と使ってみたり、月300円だか多めに払うと3分10円が5分10円に延長されるサービスでセコセコと繋いでみたり・・・。
ISDNが救世主のように思えた時代もあったな。
さて、10年前のネットは閲覧の文化であった。善意の誰かがアップしたコンテンツをありがたく閲覧したものだ(悪意に基づいた著作権違反ギリギリの画像なども多くアップされたが)
その後に広告バナービジネスが盛んになり、またあっという間にPPC広告に駆逐されたり、アフィリエイトが当たり前になったりした。凄まじき早さだ。
Web1.0時代はWebに誘導するところから始める必要があった。Webができて10年経って、昔Webを使っていたユーザはそのまま今も使っていて、さらに小さい子供だった世代が10年経ってWebを使うようになって、どうやってWebにひとを集めるか、という問題は生物学的に解決された(自分のメモをもとに書いています)という話」にあるように、ネット文化は閲覧から違うものに変化した。
去年の教科書はすでに時代遅れ・・・そんなことが頻繁に起きる世界なわけだと、あらためて感じる。