ソーシャルネットワーク続今昔物語

ソーシャルネットワークの歴史 Part 2:Web2.0からFacebook、TwitterとFoursquare

Facebookは、個々人の情報はプライベートなもので、情報の共有は友人間で行われるものだという前提をもっていた(しばらく後にこの前提は覆されることとなった)。この前提に対し、共有される情報はオープンなもので誰もが閲覧できるものだという観点で誕生してきたのがTwitterだ。考え方として革命的な転換だったと言える。そして利用者もこの点を認識し流行することとなった。つまりTwitterというのは、家族と子どもの写真を共有するような目的で生み出されたものではないということだ。

もうひとつTwitterが革命的だったのはその「非対称性」という概念だ。すなわち情報のやりとりに双方向のフォローが必要になるのではなく、とにかくフォローすれば相手の情報が閲覧できるという仕組みになっている。つまり面白いと思った人を好きなだけ集めて自分の情報フィードを管理することができるというわけだ。Twitterでの発言自体は140文字に制限されている。そこでしばしばリンクを共有することになるわけだが、これもTwitterの特徴のひとつだ。好きな人をフォローすることができ、そこでリンク情報が共有されるというのは、これまでRSSリーダーを使っていた人にとってある種理想の環境をもたらすこととなった。すなわち興味のある人が集めた情報が自分向けに流れてくるという状況を生み出したのだ。

話題が急速に現代に追いつきました。