日本的ストリートビューは恐ろしくつまらない

東京都情報公開・個人情報保護審議会、ストリートビューについて残された課題を発表 - スラッシュドット・ジャパン

ストリートビューのプライバシー問題について審議してきた東京都情報公開・個人情報保護審議会(1月の関連ストーリ、2月の関連ストーリ)が、5月25日の審議会で一定の結論を得たのか、審議会会長コメントを発表した。

会長コメントは、これまでの審議の経緯を説明したうえで、5月13日にグーグルが発表したカメラ位置を下げての再撮影や、ナンバープレートのボカシ処理実施の改善策について、「日本の住宅事情等を考慮した自主的な対応としてこれを評価する」としながらも、「個人情報保護法の該当性、プライバシーや肖像権の問題などについては完全には整理されたとはいえない」として、意見交換をしてきた事項のうち残された課題を整理して発表した。

残された課題としては、次の5つが挙げられている(以下は要約)。

  • 個人の顔や表札等が明瞭に判別できる画像や自宅や生活状況の画像などについて、個人情報保護法15条から18条が適用されるべきではないか。削除の申し出により取得したデータが、同法の保有個人データに該当するのではないか。
  • 商業地、観光地と住居専用地域を線引きせずに住居の写真を公開することや、屋内の様子や洗濯物の写った写真を公開することがプライバシーの侵害にあたるか。顔にボカシ処理を施しても服装等から本人と識別できる場合に肖像権の侵害といえるか。住居専用地域での撮影について住民への事前通知が必要か。
  • 2月の審議会でグーグル社の出席者が表明した自治体への事前通知・協議について、具体的な方法を明らかにするべきではないか。
  • 地域安全の観点から、住宅地の公開の適否等、インターネット非利用者を含めた合意形成や広報などの取組みをどう行うか。
  • 公道からの撮影であることを表明しているにもかかわらず、私有地や私道からの撮影を排除する取組みが希薄であり、公道以外からの撮影を排除する方策を充実するべきでないか。

つまり実現できないということ?
お役所的というかなんというか問題をあげればきりがないわけで、議論は大事だけど利用価値としてどうかということでね。
じゃあ住宅地図とかどうなのよ、町内会の電話帳なんてどうなのよ。
グローバルはイカンでは理解できないものがあるよね。