情報不況 in アメリカ

新聞は売れない、有料オンライン版も登録なし、苦境が続く米地方紙 - Technobahn

ロッキー・マウンテン・ニューズはその後、オンライン専門のニュースサイト「INDenverTimes.com」を立ち上げ、有料購読者を集めることで経営の立て直しを図っているが、4月現在の有料版の購読者数はわずか3000人。これでは大幅に縮小した後の編集部を維持していくことすらも困難で、再生事業として発刊されたオンライン版に関しても立ち上げ早々、廃業の瀬戸際に置かれている。

 経営難は旧来メディアに限ったことではなく、昨年末には月間ユーザー数100万超のゴシップ系ITニュースサイト「Valleywag(バレーワグ)」が突然、廃刊となり、親会社が運営する「Gawker(ゴーカー)」に吸収されてしまうという事態も起きるなど、メディアの衰退は、旧来型メディアに限ったことではないのが特徴。

すでに新聞等の旧メディアが自分の足を食っている状態から、実質的に餓死の状態に移行しているらしい。
毎朝、新聞紙が自宅に届く日本の販売形態とは少々違うお国柄のようなので、これが明日の日本にも起こるかは不明だけど。もっともテレビ局が不動産屋かイベント屋化しているわけで、単純に紙売りからネット売りに移行してもダメなのは承知のことなのだろう。
ただし、ここで問題なのは情報ソースは紙面中心なわけで、これがネットに食い尽くされて、かつ売り上げが上がらないのだったら、その情報ソースはどこからくるのか?
すでに見えている未来なのに、どうにも膠着が続きすぎているのではないか?