スラッシュドット・ジャパン | 無重力下でコーヒーをコップから飲む

宇宙では飲み物をパックからストローで吸って飲むが、コップからコーヒーを飲みたかったコーヒー大好きな NASA の宇宙飛行士 Don Pettit 氏は、無重力環境で使えるコップ「zero-G」を発明したそうだ(本家記事、動画)。ミッション用フライトデータファイルのプラスチックで出来たページを切って作ったというこのコップは、上からみるとティアドロップ (涙の滴) の形をしており、中に注がれた液体は表面張力でコップの角をつたい、コップの淵まで上って (?) くる。飲んだ分、また上ってくるので最後まできちんと飲みきれるとのこと。
今回のスペースシャトルのミッションでは乗組員の食料用の冷蔵庫も設置されるそうなので、宇宙でキーンと冷えた飲み物をコップから飲むことが可能になったようです。

映画でもマンガでも宇宙空間のシーンは、ストロー付きのパックジュースを飲んでいるよね。これが普及すると、そんなシーンが変わる・・・かも?

ともあれ、表面張力によって登ってくるコーヒーは不思議だよね。
あとは、どうやってホットコーヒーを飲むか?かな。