B-CAS帝国の滅亡

「第5権力」としてのウェブ

総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)」は9月26日、地上デジタル放送のB-CASを見直すことを決めた。6月にまとめられた第5次答申では「消費者や権利者の立場からB-CASについてさまざまな指摘が行なわれた」ことを理由に廃止の方向を打ち出している。放送局も反対していないので、B-CASの廃止が事実上決まった。

これはこれはご愁傷様である。
結局のところなんのためにあった仕組みで、なんの役に立ったか分からないB-CASは終わりらしい。不可思議な存在理由に、不透明な組織体制。そして謎の収益構造。
膨大な無駄遣いともいえる組織は、かき集めた資金とともに役目を閉じる・・・いや、すでに集金が終わったのかもしれないねぇ。なんて謀略論者でもないけれど、集約された個人情報は今後どうするの?ちゃんと責任を持って抹消されるんだろうねぇ?

さてこれで実質鎖国状態の日本のコンテンツ業界にも大きな転換期が訪れる・・・らしい。コンテンツ先進メディア後進国はどうなるのよ。