世界の中心がソースを所望

スラッシュドット・ジャパン | 中国いわく「うちで商売したかったらソース見せろ」

どうも記事としては作為的なものを感じないでもないが、やはり言っていることはスゴいお話。

中国政府は外国企業に対し、対中輸出・中国国内での生産を行っているデジタル家電ソースコードを当局に開示する新制度「ITセキュリティー製品の強制認証制度」を2009年5月から導入する方針であるという。

開示を拒否すれば、対中輸出・現地生産・販売が禁止される。対象としてはSonyの「Felica」など、暗号機能が含まれる製品が有力とされている。公的には「ソフトの欠陥を狙ったコンピューターウイルスや、コンピューターへの不正侵入を防ぐため」というのがソース開示を求める狙い

構図としては世界の中心たる中国が、今ではIT先進国に取り残された分野において、画期的な追いつく施策を思いついたとでも感じる。だが、北京オリンピックのお寒い事情から考えると、各対象国や企業が短絡に公開するメリットがあるとも思えない。
セキィリティに関するソースコードをセキュリティ的に危険な公開をするだろうか?

もっとも、実情は少々違うのかもしれない。
セキィリティ的にもIT分野においても、ほとほと困り果てているとも考えられる国では、いつまでも他国企業の顔色を見ながら安全を買うわけにもいかないだろう。
やり方に問題があるだけで、やりたいことは一定の理解はできる。
相手をする必要は疑問だけど。