広告ビジネスのセンス

車に貼るとリッター5円引きに! ステッカー広告登場 - Ameba News [アメーバニュース]


全国9都市9店舗の宇佐美グループのガソリンスタンドで配布しているステッカーをマイカーに貼ると、ハイオクもレギュラーもガソリンがリッター5円引きになるのだ。

 配付されているステッカーは、来春公開予定の宮藤官九郎監督映画『少年メリケンサック』のロゴステッカー(縦6.5cm×横18.5cm)。これをマイカーに貼って街を走り回ってもらうことにより、映画の宣伝ができる。したがって、1リットルにつき5円のガソリン代を東映の宣伝費から出すという仕組みだ。


面白いアイデアだ。
別に真新しいわけでもないけれど、ガソリン代高騰のおりにはぴったりのプロモーションであろう。
広告効果はどれほどか?分からないけれど、少なくとも話題にはなりやすい。


それに比べてトヨタは・・・。
空いてるところには広告を入れたいものだが (kiki-mimi/bg)

ここで大きなセンスの違いが見て取れる。
かたや車を売るためにユーザーの気持ちを汲み取れないやり方、かたやちょっとしたことだけど、ユーザーの気持ちを逆なでしない程度のやり方。
どちらも広告効果は同じであろう(費用対効果は違うだろうけど)
しかし、後者の良いところは参加者がほぼみんな喜べることだ。
ガソリンスタンドも客が増えてうれしい。客もステッカーひとつで割引ができてうれしい。
スポンサーも話題ができてうれしい。
前述の方法では、ユーザーの我慢が前提であったわけで、満足できるのはメーカーだけな構造では良いわけがない。

さて、このステッカー方式の広告。
それほど普及しないかもしれないが、多くの事例が出てきてほしい。
なぜか?自分の車にも貼りたいからである(本音はガソリン代を節約したいからね)