せかんどらいふ狂乱

みずほコーポレート銀行のSecond Lifeに関する予測が外れた (smashmedia)

流行り始めは面白そうだなぁと思われていたsecondlife
結果それほど流行らなかったsecondlife
いや、これから流行るのかもしれないけど。

問題点はいくつも指摘できよう。
指摘は簡単だ。

「(1)PCスペックや操作性、必要なITスキルが比較的高いといった「利用時のハードルの高さ」、(2)オンラインゲームと異なり、サービス自体の目的が存在しないという「利用方法の見いだしにくさ」、(3)仮想通貨換金の安全性や著作権侵害への対応といった「安心・安全性の不十分さ」、(4)ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をはじめとした「ほかのコミュニケーションサービスとの競合」、(5)ほかのインターネットメディアとの連携性の不十分さ」

いや、最大の問題を忘れている。

まわりが騒ぎ過ぎた点。

去年の今頃では、まだ初期ユーザーが闊歩して、とにかく「面白いよ」と啓蒙活動をしていた時期だ。
それが春頃に減り、新参の「secondlifeは儲かるんじゃないの?」派が激増した。
またそれが沈静化した夏前頃にマスコミが騒ぎだし、夏過ぎからちょっとした出版ブームが開始する。
大手代理店が介入したのは春先ごろだと思うけど、うまみは出たのだろうか。あまりにも流行の足が早く、一般に浸透する前に過ぎ去った感じがある。

mixiが流行った理由は一般のユーザーを広く取り込めたことが要因だろう。
するとsecondlifeも一般のユーザーを取り込む戦略が必要だった。
いや、たぶんそこは計算されていたはずだ。
タイミング的にvistaの登場による相乗効果を狙っていたはずだ。
しかしvistaはあんな感じだし、あおりをくった感じでsecondlifeも盛り上がらない。
少なくともOSを落っことしてまで没頭するコンテンツではなかったのだから、一般ユーザーがついてくるわけがない。

これからsecondlifeが盛り上がる可能性がないとはいえない。
だが、一定数以上のユーザーが増える要因が今では見えない。