クリエイティブは結果か過程か

Passion For The Future: CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ

「松岡 正剛の「プロセスがコンテンツになる」というやりとりが、ふだんネットを使っていて感じていた私自身の問題意識と重なって、参考になった。」とある。
まさしくその通り。
ブログの利点は即時性と簡便性。SEO的に〜なんて言っている奴はどこかに行ってくれ。
ブログは今現在の自分から半径数メートル以内の出来事をまとめるに適している。
自分で見聞したもの以外は本かテレビか、はたまたネット経由の情報だ。
つまり半径数メートルというのは、モニターに映るネットの世界も含んでいる。
椅子に座ったまま(携帯もあるけど、モニター越しで)目に入った情報を、もう一度指先のキーボードからモニターの先に戻してやる行為なのだ。

そうするとプロセスをすっ飛ばした情報も簡便に処理できるわけで、このブログの記事は果たして肌で感じた情報か?ネット経由の情報か?は不明になる。
もちろん、そんな情報が悪いわけではない。
みんながご苦労なことに情報を只で伝播してくれる。それにより、多くの人の役に立つかもしれない。

昔は映画を見たければ映画館に行かないといけなかった。数年後にはテレビで放映するかもしれないが、すべての映画が見られるわけでもなく、コンテンツのチョイスに自由は少ない。
ビデオが普及したら自由に映画が楽しめるようにはなり、さらに今ではケーブルテレビなどでいくらでもコンテンツがあふれている。
だが、録画した映画はたまる一方だ。あれほど見たいと思っていたのに。
さらにyoutubeによって、自由に映像を見ることができる状況になり・・・。

結局、苦労するからの良さがある。
ブログの即時性により情報の均等化がすすむことが、すべての面で良いとも言い切れない。
気がついている人が増えつつある。