意外に好評らしい例の本

Life is beautiful: 「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」は「ウェブ進化論」の格好の解毒剤!?

この2つの本を比べてみたところがおかしかった。
いや、まさに「ウェブ進化論」が作り出した”なんだか分からない風潮”に、ちょっと待て!と言った本のひとつであろう。失礼ながら立ち読みしかしていないので、内容のすべてを把握していないのだけど。
ウェブ進化論」の全体にどんよりと漂う”何か”のオーラが、本来のWeb屋から見て少々飲み込みにくいごちそうであったわけ。「なるほど、これからはWebは進化していくんだね!」と、”進化”というキーワードを使った部分に違和感があるのだ。Webに詳しくないヒトにとっては少々効きすぎる目覚まし薬になった反面、効きすぎちゃって明後日の方向に走り出したヒトも多く生み出した。
いわばWeb2.0病ともいえるかもしれない。
さて、そこで「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」の話になると、て公の場でストレートに「Web2.0は儲からない」と言い切った著者(たぶんはじめてじゃないかなぁ?)が書くだけあって、Web2.0病の効き目がありそうだ。
ただ単純なアンチWeb2.0ではないところがポイントなわけ。ニコニコ動画でまさにいわゆる「Web2.0だよね!」と言わしめるサービスを作り上げたのだからね。