デザインの生まれるとき

SLN:blog*: 君は修悦体を知っているか

「新宿東口の工事中に工事の板にガムテープで組まれた案内表示の数々」
実際に見たことは無いけれど、一目で意識に残る独特の文字だ。
だれか有名なデザイナーかな?と思いきや「この文字をデザインしたのは、なんと警備員の佐藤修悦さんという方だった!」とので、ビックリ。工事中という期間がくれば通路も変わってしまうところに、突然生まれたアートなガムテープ文字。
必要から生まれた、かつゴシック体への偏愛のアート「修悦体」。
「暫定的に、必要にかられて、テープをつかって、まさにブリコラージュによってつくられたタイポグラフィで、通常のゴシック体にはない、独特の味を感じるデザインが魅力。この文字をみていると、なんというか、コミュニケーションとしてのデザインの本質をかいま見れる気がする」とは、まさに言い得て妙。
こんなところから生まれるものなのだな。