モバイルOS無料の流れに逆らうWindows Phoneは賢明?暴利?無謀?

なぜMicrosoftはモバイルOSを無料化しないのか? それがとにかくわからない! : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ

Ballmer氏曰く、
「我々のビジネスモデルはとても簡単でわかりやすいものだと思います。モノをつくる、そしてそれを売る。ただそれだけです。これは我々にとってベストなやり方であるというだけでなく、開発者や端末製造者、またはそのオペレーティングパートナー達にとってもわかりやすく、取り組みやすく、そして作りやすいモデルであると思っています。」

確かにそれはそうですねぇ。しかしここで注目したいのはMicrosoftがチャージするスマートフォンのOSのライセンス料。ほんのごくわずかなものなのです。そしてこれからその値段はより下がっていくと思われます。
今後スマートフォン市場が驚異的に拡大したとして、そしてMicrosoftがその市場を大きく獲得したとしてもWindows Phone 7のOSから得る事ができる利益はわずかなものです。
わずかな...。そう巨大企業Microsoftの舵をとっていけるような大きな利益ではないでしょう。つまりここから得られる利益で何かを変えていけるわけではないということ。そのくせ端末製造業者(LG、Samsung、HTC、Sony EricssonMotorola等)にとっては、どのOSを自分のとこの端末に持ってくるかを考える上で絶対的に足踏みをしてしまうものになってしまうのです。

googleappleに遅れて出るWindows Phoneは思い切った戦略が必要だろう。
そこは無料にしてシェアを拡げるのが普通だけど、ここで有料OSを売ろうとするのは正直不思議。
これは2つしか考えらなくて「売る気がない」のか「有料だからできる画期的な何かがある」のか。
無料のマイナススパイラルは体力勝負を企業に強いる。無料はいつまでたっても無収益で、広告など遠回しなビジネスモデルしか生まない。すると有料はシンプルなビジネスモデルなので、売ることだけを目標にしれば良い。
すると案外正解なのかも。
・・・でも携帯でWindowsは使いたくないなぁ。CEのモッサリ感は二度とイヤだし。