2000〜2009年でダメになったもの

2000〜2009年: この10年の最大の負け犬(落ち目の製品)は何と何?

この00年代は、多様なニッチの勃興と定着の10年だった。予想外の成功例もあったし、またその陰では敗者もいた。この記事は敗者たちの完全なリストではないが、編集部の目から見た、00年代を代表する負け犬たちだ。

ネットショッピングをためらう人が誰もいなくなると、有限の在庫と押しつけがましい売り子を抱えた物理店舗の衰退は時間の問題となった。店終(じま)いした有名どころは、Circuit City、CompUSA、Gatewayなどだ。Wal-MartやBig Kは順調だが、彼らは日用雑貨が中心だ。パソコン〜電子製品ではBest Buyがまだ頑張っているが、これもいずれはアラモの砦の運命だ。彼ら自身も、そのことをよく知っている。

低価格と、再販市場と、ロングテール効果と、消費者のインターネット慣れが組み合わさって、大手ネットショップは異様なほどの大成長を遂げた。あの偉大なるKozmo.comの再来はないと思うが、Amazon Freshや、Nook、Kindleといったトロイの木馬〔敵(ここでは消費者)のふところ深く自軍の先兵たちをまんまと送り込むこと〕の登場は、ものを買う場としてのインターネットの、今後のさらなる勝利を匂わせる。

結局、量販店とショッピングモールの巨大化、PBによる価格の低下がリアル店舗の話。
だけど未だに売り出し情報は新聞折り込みで、携帯端末が活用されているケースは思ったより少ない?

リアルがバーチャルにシフトしつつある流通業界、その意味では実はPCも衰退気味かもしれない。