採用されない関心対応型広告

Googleの行動ターゲティング広告は失敗か?-AdSenseサイトの25%しか採用していない

Web上の広告主たちにとって、行動ターゲティングは長年の夢の実現(のはず)だった。ユーザの過去の行動に基づいて、その商品に関心がありそうな人にだけ広告を表示する方式だ。このようなターゲティング(targeting, ターゲットを特定すること)の方式は、成長とともにプライバシーへの懸念をもたらしてきたが、その問題をしばらく忘れるとしても、そもそもこのような広告は効果があるのだろうか? ふつうの広告よりも、広告効果が高いのか? 広告効果が高いのなら、広告主たちは広告料が高くても納得するし、そういう広告を載せたがるサイトも増えるだろう。

しかし少なくともGoogleにとっては、答えは"ノー"のようだ。PrivacyChoiceのファウンダ(そしてAttributorの会長で元Yahooの上級副社長)Jim Brockの推計によれば、AdSenseのサイトのわずか25%しか、ターゲット特定型の広告を載せていない。Googleの用語ではそれは"関心対応型広告(interest-based advertising)"と呼ばれている。

関心対応型広告がイマイチらしい。
答えはカンタン。
ネット徘徊はアングラな趣向が伴うもので、やらしいサイトの履歴を広告のための公開するのもどうかということで。
もうちょっとひねりが必要なのではないか?