ある意味Oパーツ

iPod発明者ケーン・クレイマーさんの物語 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ

端末だけなら誰でも落書きできそうな気がしますけど、クレイマーさんは違うんです。端末と楽曲配信を一体化したiPod-iTunesの関係も30年前に予測してたんですよ。DRMのことから、フラッシュメモリーが支配的になることまでピタリと。恐ろしいまでのディテールです。

クレイマーさんが作ったデバイスIXI」は、フラッシュがベースでした。 1979年当時のフラッシュメモリーなんて3分ぐらいしか音声は保存できませんけど、そこを押して、「そのうち容量は上がるから」と言ってフラッシュを使ったんです。

四角いスクリーン、4方向のコントロール、大きさはタバコの箱ぐらい、どれもiPodと同じ。

もっと奇妙なのは、既にデジタル楽曲の創出・販売を予想し、そこから生まれる良いことも悪いことも全て予見してたことですね。例えば、諸経費がゼロになり、在庫もゼロになるが、所属レーベルのないアーティストにとっては大きなプッシュになる、但し海賊版が大きく迫るリスクもある、とか。...ひぃいいい、全部今起こってることじゃないですか!

しかし自分が成功しなかったことは予想できなかったらしく。