世界レイヤー化計画

携帯電話のカメラを使い、現実世界の上にデジタル情報を表示するLayar

Layerは「現実拡張ブラウザ」とでも言うもので、携帯電話(現在のところAndroid携帯のみをサポートしている)のカメラをビュワーとして、情報ポータルとして利用したり、ビジネス検索エンジンとして利用するためのものだ。簡単に言えば、カメラに表示されるものの上に各種情報をオーバーレイ表示する。何かを見たり、探したりする際に、現実世界の上にさまざまなデジタルデータを重ねて表示してくれる。

今住んでいるアパートや家の近くに新しい物件を探しているとしよう。通りを歩きながら携帯電話を使って眺めれば不動産広告をすべて並べて表示して、詳細情報や価格なども表示してくれる。友だちが、ある場所についての情報をソーシャルネットワークに書き込めば(Tweets Nearby)、それを見ることができる。携帯電話のカメラをオンにするだけで、訪問中の街でATMや公共交通機関などの情報を見つけることができる。Google Local Searchと連動しているので、見えている場所の評判(レストランやバーなど)や連絡先情報が表示され、ワンクリックで電話をかけることもできる。

こういったことがすべてLayarを使って行える(ないし、すぐにもできるようになる)。1分以内にまだまだたくさんの利用例を挙げることができる。

仮想現実とはこのことで。
HMDとかで風景に重ねたりとかはあるけど、携帯でいとも簡単にできてしまうとは。
早く使ってみたいよね。