コンテンツに必要なものは・・・?
スラッシュドット・ジャパン | ホリプロ会長や JASRAC 理事ら、「コンテンツに必要なのは流通ではない」と主張
JASRACシンポジウム2008 ?コンテンツの流通促進に本当に必要なものは何か?
参加者の発言が興味深い。
CNET Japan に掲載されているリポート記事によると、参加者の発言はなど、YouTube やニコニコ動画、そして現在の Web での無料コンテンツ配信サービスなどを完全に否定する発言ばかり。コンテンツ制作会社などが集まるということで、もう少し「コンテンツ配信のネットの有効利用」といった話がされるのではと思っていたのだが、正直期待はずれだった。結局、大手コンテンツホルダーは現状の「厚利多売」のコンテンツ流通モデルを維持したい、というだけなのかと思ってしまう。
- コンテンツの流通促進を促すという政府姿勢は間違っている
- 無料のコンテンツにしか接しない人が増えているのは遺憾だ
- 「日本版フェアユース」や「ネット法」は決してうまくいかない
- 「デジタルコンテンツの流通」は公益ではない
JASRACシンポジウム2008 ?コンテンツの流通促進に本当に必要なものは何か?
こういうのを悪あがきというのか?
正論ではあるが、反対を論じることが良いわけではない。
すでに環境は変わったのだ・・・けれども、最近では少々JASRAC側の言い分も分からんでもない。
産業基盤としてコンテンツを見た場合に、権利問題は厳格にするべき点が多い。
それをルーズにすることが良いわけでもなく、明確にすることで正しく流通してくれる。やり方は嫌いだけどね。