NHK様がVODやるけど、一応意見は集めてやるよ

スラッシュドット・ジャパン | NHK、VODサービス対応の実施基準(案)への意見を募集中

NHKがインターネット実施基準の変更案を公開し、併せて一般からの意見募集を開始した(Internet Watchの記事)。変更案は、今年12月から開始予定のVODサービス「NHKオンデマンドサービス」への対応を盛り込んだものとなっている。意見募集期間は9月30日まで。詳しくはNHKの以下のページを参照のこと。

本題の元書類を読まずに書くのは不公平だけど。でも、そう間違いは無かろう。
VODサービス「NHKオンデマンドサービス」っていうからには、NHKという公共放送のコンテンツをネット配信するわけでしょう?それを受信料とは別会計でやろうという。しかも有料で。
すると公共放送で集めた受信料で作られた放送資産を流用して、新しく金儲けを始めますということなの?では、その収益はどこに還元されるわけ?NHK本体のコンテンツ制作費に充当されるのか?であればNHK本体がVODをするべきで、別会計となる理由が分からない。もちろん、VOD事業として収益が上がる保証もなく、NHK本体が赤字をかぶるよりも別会計にした方が望ましい。
だがすでに別会社にDVDを作らせたり出版をさせたりと、同様のビジネススキームはできているのだから、それほど外れな事業とも思えない。
また気になるのは、意見募集の期間があまりにも短く、かつ実施までに期間も少ない。
つまりシナリオは出来上がっており、一応意見を聞く手順を踏むことで公平さを演出していると思われてもおかしくはない。
今回の件、本来の筋であればNHKの番組として公開討論すべきであろう。
誰がそんな番組を見るんだ?という意見もあろう。だけどNHKの他の番組も、誰が見ているんだ?自分のあるべき姿を、視聴者に問うことも必要なのではないか。
サイトの片隅でPDFの原案を配布する程度が意見募集とはいかがなものかね。