ウソから出たまとも

ウェブ3.0と黒川紀章:佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan

Web2.0というものがただの幻想でしか無く、都合の良い流行言葉に使われていって経緯は、すでに周知のとおりだ。もともとWeb2.0という幻想が生み出そうとしたものはちょっとした気付きでしかなくて、なんだか新しそう・・・で、充分な効果を残したといえる。
しかしながら、世の中には気の早い人というか、芸もひねりも無いというかWeb3.0とか言い出すお調子者がいっぱいいた。で、その主張の多くは「Web2.0より進んだ我が社は・・・」などという、お恥ずかしい宣伝文句程度でしかなかった。
本当にWeb2.0って分かってる?
定義は何か?答えられる?

ところが、最近になってWeb3.0が現実化してきたのかもしれない。

ウェブ3.0の姿をつかめ:何がキモになるのか?:コラム - CNET Japan

なるほどWeb2.0という空っぽな枠組みよりも、もうちょっと実世界あったものかもしれない。

ReadWriteWebのコンテストで優勝したのは、ニュージーランドプログラマー、ロバート・オブライエン氏だった。記事によれば彼の定義はこうだ。「ウェブ1.0は集中化した彼ら、ウェブ2.0は分散化したわれわれ。そしてウェブ3.0は非集中化したわたし」

 なかなか難しい。だがより明確に、わかりやすくひとことで言いきってしまえば、こういうことだ−−「自分自身による、情報の再集約」。

Web2.0のお囃子により無限というるほど拡散した情報は、再びパーソナルなレベルで再構築されていく。
理想として正しく、実に楽しみな未来だ。
で、そのサービスの具現化した社会とは?
クソ面白くもない四流ジョークであろうWeb4.0とかが生み出される世界だけは、ちょっとイヤだなぁ。