情報鎖国へまっしぐら?

ネット規制に見る日英のちがい・成長産業を抹殺する自民案:IT-PLUS

いろいろと一部で物議を醸しながらも、なんとなくスルーで可決しそうな「ネット規制に関する法案」
ダメだからダメ的な日本流の規制方法に、数々のお寒い弊害が出ているにもかかわらず、自民・民主ともに同様の主張だ。
「青少年の健全な育成」という金看板なら言い訳が立つのか、子供のためにすべてを我慢しましょう、もしくは子供のためにならないから違反ですよとは短絡で現実感が感じられない。
だがその規制を誰も止めることなく可決するのなら、それは問題ありだろう。

ちょうど英国の同様の規制について書かれている。

日本では青少年保護のためにネットの成長を犠牲にしようとしているが、英国はネットを成長させるために規制を導入しようとしているのである。当然、英国でも青少年保護の問題はあるはずであるが、それについての議論は今回の法案検討のなかでは一切聞こえてこないので、自主規制などの妥当な手段でしかるべき対応が行われているのであろう。

どうにもこの国の限界を感じてしまう。
走りやすい空いている道路を整備して、その反対でスピード違反を取り締まる。
それと同じで、ネットインフラに巨額を投じつつ流れる情報を規制する。
不格好なネット規制では産業は生まれない。
今こそ異論を唱えるべきだろう。