手塚より、クリエイターに告ぐ

音極道茶室: 手塚治虫の「全作品」が合法的に二次利用可能という画期的試みもスルーされまくりという日本の悲劇

なんと画期的なプロジェクト。
なんと刺激的なムーブメント。

と、いきたいけど・・・なんだかよく分からん試みだ。
コンテンツのオープンソース化(?)ともいえる手塚治虫作品の合法的二次利用プロジェクト。
同人レベルであればすでにグレーゾーンで行われる行為が、誰にも怒られずに使える。

手塚治虫の存在は少々微妙な位置にあり「漫画の神様(本人否定)」と呼ばれて何かと祭り上げられ、なぜかマンガとは別格の漫画文化の象徴として扱われる。確かに今読んでも面白いし、心に響く作品も多々ある。若い世代からも支持されてもおかしくなかろう。
だが所詮マンガなわけで。楽しんでナンボなのだから、あまり特別扱いもどうかと。

その中で何故か今回のプロジェクトに駆り出されてしまい、自由に使ってちょうだい・・・でも、ほどほどにねっ。という感じがただよってくるわけで、どうにも座りが悪い。
何を目的にしているのか?よく分からないのだけど、本来ならもっと広く知れ渡るべき試みだと思う。
誰も知らないんじゃないの?

結局、この試みが終わった後に何が残されるのか?
大きな”誤解”が残されるのではないのかなぁ?