ギークな企業とスーツな企業

Life is beautiful: なぜアップルにできたことがソニーにはできなかったのか

アップルとソニーを比べることが正しいかどうかは分からないけれど。
ギークな一面とスーツな一面ので対比させると、面白いことになる。

クールでイケてる企業は、少なからずギークだ。
スーツが悪いわけではないが、ギークな面を出せない企業は特徴が無いに等しいかもしれない。

その点でアップルは確かにギークで、使っているユーザーも自らをギークと思っている(はずだ)
ではソニーギークか?スーツか?となると、ギークな企業だったと思われる。
確固たる信念に基づいた商品開発(その方向が正しいかは置いていて)により、数多くのユーザーを魅了してきた。
しかし、今のソニーはどうだろう?
ちょっと首を傾げると思う。

数年前にHDビデオを買って、未だになんとか壊れずに動いている。
しかし、数年間使ってきて、”一度も押したことがないボタンが10個近くもあるリモコン”というのは、どうなんだろうか。しかもかなり目立つ真ん中に。
設計理念とか、どうしちゃったんだろう?

この他にも数多くのソニー製品を買ってきたものとしては、ギークとスーツの対立構造よりも、もっと深い問題を感じざるを得ない。

もっとも、以前のソニーは、使い勝手の悪さも個性的で良いと許せた時期もあるわけで。
そう感じなくなったのはなぜなんだろう?