やっぱり強引にでもDL違法化にしたいみたい

いまいち理解できない理由により「著作者の許諾無しにサイト等へアップロードされた動画や音楽のダウンロードを著作権法30条で認められた「私的使用」の範囲から外し、そうしたサイトと知った上でのダウンロードを違法とする方向性がまとまった」そうな(寸前?)

スラッシュドット ジャパン | 「ダウンロード違法化」が不可避に

どうにも理解できないのではパブリックコメントを募集しておきながら、ほぼ完全無視という点。
だれのための法律なのか?てか、業界団体の圧力?と言われてもおかしくない。

また妙なのは、意外に関心が少ない(?)ところ。
一応こんな動きもあるみたいだが・・・。

スラッシュドット ジャパン | MIAU、緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」を開催


ところでMIAUから12/22にメールが来ていた。
単純に引用もどうかと思ったけど、まぁいいかと。


【1.ダウンロード違法化に関するMIAUの緊急声明について】

既にご承知のこととは思いますが、文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会の第15回会合にて、「違法サイト」からの動画・音楽のダウンロードが違法とされる方向が、既定路線であるとの報道がなされています。

・「ダウンロード違法化」不可避に(ITmedia News)
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/18/news065.html

・ダウンロード違法化は「やむを得ない」、文化庁著作権課が見解示す
(Internet Watch)
 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/12/18/1...

これを受けて、MIAUは以下の声明を公式サイトにて発表しております。

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いくつかの報道によれば、12月18日の私的録音録画小委員会の第15回会合において、文化庁から、パブリックコメントなどでの反対意見を踏まえた上でも、違法複製物からの複製は30条の適用除外とするのは不可避との発言がなされたとのことです。

私たちMIAUは、「違法サイトのダウンロード違法化」の問題について、パブリックコメントにおいて反対意見を表明いたしました。さらに、報道によれば、他にも当団体以外にも相当多数の反対意見が寄せられているとのことです。相当多数が反対を表明しているにもかかわらず、パブリックコメントにおいて少数にあたる意見を多数意見への具体的な配慮措置なくして採用することは合理的根拠に乏しいものとMIAUでは考えています。

例えば、報道によれば、文化庁としてはダウンロード違法化についてはネットからの意見も踏まえ不利益にならないように制度設計するとし、具体的措置として、法改正がなされた場合の周知徹底や適法サイトを示すマークの普及を挙げているようです。
しかし、これらの大半はパブリックコメントの「中間整理」の段階で既に提示されていたものです。当団体は「中間整理」の内容を精査した上で、「中間整理」における制度設計自体について弊害が大きすぎること、弊害防止策や適用範囲に明確でない部分があまりに多すぎること、既存の制度活用の検討が不十分であることから、新制度の導入自体に問題があることを指摘して反対意見を表明しております(その他の反対意見についても「中間整理」についての検討の上、反対意見を表明しているものと思います)。

反対意見が多数を占める中で、これらの反対意見に対して具体的に配慮がなされたという点を現状の報道内容から見出すことができない点にMIAUとしては疑問を感じざるを得ません。
また、合法サイトに関する基準やその策定プロセスについても、現時点においてユーザーに対する配慮が具体的に見られた形跡をMIAUは確認しておりません。このような状態では、私的録音録画小委員会の第15回会合における文化庁の発言内容はパブリックコメントにおいて示された多数意思を十分反映したものとは言えず、かかる内容をMIAUとして承服することは到底できないものと考えます。

従いまして、MIAUとしましては私的録音録画小委員会の意見に囚われることなく、「違法サイトのダウンロード違法化」に反対の働きかけをインターネットユーザーの皆様及び関係諸団体に対して引続き積極的に推進していく所存です。


結局文化庁のやりかただと思うんだが。