米国ネットユーザーは意外と・・・

Web 2.0活動に参加している米国成人は少数派--米調査 - CNET Japan

まず最初にWeb2.0活動というのがなんぞやからだ。
この調査では「ハイテクを利用して「オンラインで自己表現したり、サイバースペースの共有領域に参加する人」となっている。例えば、個人ウェブサイト、ブログ、ビデオブログの管理者や、メディアをリミックスしている人、ニューメディアの創作物を他人と共有している人など」とされている。
・・・これでいいのかなぁ?この段階で少々疑問があるので、この調査の結果がどうともいえないのではないかなぁ。
今さらWeb2.0の定義を検証する気はないのだけど、条件定義が厳しいと当然結果も絞られたものになる。
いわゆるWeb2.0の代表企業がWeb2.0と呼ばれることも好まずに、我こそWeb2.0企業と名乗る企業が実はそうでもなかったりする現実では、別のくくりでないと真実は見えないかもしれない。
「米国成人の37%が日常的にインスタントメッセージング(IM)を利用し、41%が携帯電話からテキストメッセージを送信した経験があった。また全体の4分の1以上が音楽ファイルをダウンロードした経験があり、写真、話題、アートワーク、映像のいずれかを共有した経験のある人は19%」という結果から見えてくるのは、使用者が「俗に言うWeb2.0」の枠内におさまりつつある過程とも言える。そのうちすべてが当たり前になるだろうから。
しかしながらすべてを喰い散らかすユーザーこそWeb2.0ユーザーと呼ぶのなら、Web2.0至上主義者の間違いを証明しているだけだろう。たった8%を持ち上げても仕方がなく、本当にユーザーの求めるものはWeb2.0の断片でしかなかったわけだ。
10種類の分類の試みは面白かったが・・・。