ネット世界の打ち出の小槌が残すものは結局スパムかもね

Googleの最大の摩擦って何だろう?@スターバックス/アマゾン/グーグル/
: 下を向いて歩こう

さて、「グーグル--それは究極の打ち出の小づち」ということで、リアル店舗で成功したスターバックスもネットでロングテールを体現したamazonも、googleの強さにはかなわないであろうとの結論なわけだ。日本では不思議なものでgogleよりもyahoo!の方がバリューがあったりするのでなんだかなぁという感じなわけだけど、googleの異常ともいえる成長力はホントにポストMSの最有力候補であったりする。
もちろんgoogleにも弱点がないわけではなく、日本的なマクドナルド商法の「安い、どこでもある、時間がつぶせる」な要素において少々yahoo!に劣る部分があると思う。
話がそれるけど、インターネットの黎明期からのビジネスの基本では「大通り」戦略、つまりネット世界の大通り=ポータル戦略が根強く残っている。googleの利便性は認めるところだけど、ポータルという意味では未だ戦略は弱い。目的を持ったユーザーへのツールとしての優位性は高いが、暇つぶしに訪れるサービスとしては見劣りがする。100円で時間のつぶせる日本マクドナルドが繁華街に100mおきに多店舗展開する戦略はリアルならではだけど、yahoo!はほぼ只で(多くは有料だが)様々なベタベタのサービスを提供し続けている。とてもシンプルだ。mixiのサービスもシンプルで分かりやすい。

話は戻ってgoogleなわけだけど、あらゆる情報や知識を世界中からかき集めて、すぐに探し出せる利便性は多いに助かっているわけだけど、情報のフィルタリングに少々問題がある。
集合知と言われるものを自分は「集団知」だと思っていて、googleにしろwikiやブログが生むものは知識の集合体ではなくノイズの含まれた集団を構成する個々の知識にすぎない。言い換えれば個人の持つ正しいのか正しくないのか保証のない情報がただ集まって形成されているだけに過ぎないサービスということだ。wikiが集合愚(あまり好きでないが)と呼ばれる理由だ。
googleが振れば小判を生み出す魔法を持っているとはいえ、ゴミまじりの情報の垂れ流しではいつまでも優位性は保てない。広告のニオイが強まれば、それだけノイズに感じるユーザーも増えてくる。
ここはひとつノイズのない情報サービスがあれば流行ると思う。

すると次世代のgoogle(もしくはms)はノイズを生まないルールを作る会社だと思う。
そしてネット界でマクドナルド戦略ができるアイデアがあれば・・・それってプラグインか?ちょっと違うなぁ。