クチコミはお友達から

MarkeZine:◎クチコミマーケティングブームは幻想にすぎない

ネットでのクチコミマーケティングはここ数年で目立ってきたが、リアルな世界ではかなり手垢の付いた手法だ。ただし目立つ成功例がそれほど思い浮かばないのも事実で(ホントはあるのかもしれないけど)意図的なクチコミほど消費者にとって気持ちの悪いものはないのだから、やはり難しいものなのかもしれない。
ネットでのクチコミといえば、すぐにブログが思いつく。クチコミをおこすためには掲示板でも可能だろうが、ネガティブに転んだ場合の修復が困難なので使えない。すると特定のユーザーがコントロールし、かつ責任はその運営者に押し付けることができるブログはバズマーケティングにとっては理想的なのだろう。問題を起こせば、切り捨てれば良いのだし。
ただ企業とブロガーの関係はドライでもウェットでもいけない。「バランスは非常に難しくて、企業がコントロールしようとしてはいけないし、かといってブロガーも不遜な態度を取るべきではありません」とあるように、微妙な相互理解が不可欠なのだろう。
まさに企業とブロガーとのお友達感覚。お互いの友情(?)がなければ、結果うまくいきそうにない。金の切れ目が縁の切れ目では、成り立たないだろうね。