番号ポータビリティは黒船か?

Voodoo Marketing Service>キャリアはキャリアに戻れるのか?

なんだかTVを見ていると、家電量販店のCMで元アイドルが踊り狂いながら叫んでる「MNPなら○○!」
はて、MNPで一般消費者は理解できるのか?

それはさておき、お昼のワイドショー番組でも紹介されている番号ポータビリティなわけだが、さてどれほど話題なものなのか。
googleで検索するとトップのスポンサー欄にAUが出たりするわけだが、ドコモもソフトバンクも見当たらない。静観しているだけか、作戦なのかよくわからないが、どうやらキャリアごとの温度差を感じる。
すでに行き過ぎた携帯端末の開発競争は、一時のVTRデッキの異常な高機能化(および脱落者続出の一般ユーザー)に似ているようだが、そろそろ限界が見えつつあるようだ。
ドコモの法人向け展示会に参加すると、どうも心に響く商品や機能は見えてこない。すでにあった技術とサービスの延長か、誰が使うんだろう?的なズレのあるサービス。セキュリティ関連にシフトしたいメーカーの気持ちは分からんでもないが(法人での大量導入狙い?)一般ユーザーに響く商品力が希薄なこと、このうえない。
もし番号ポータビリティによってAUが躍進したとしたら、yahoo!ボタンがぶち壊した(予定?願望?)モバイル.コンテンツのビジネスモデルに軍配があがるとしたら。
もしかしたらアルコールチェッカーなんて作っている場合ではないのではと。
音に信号を混ぜて携帯端末がURLを自動取得する音響OFDMなんてビビるほど楽しげだったが、一般ユーザーの手元に届く日は全然見えてないわけで。

キャリアの技術先行に追随するメーカーの構図が一度壊れてみると、案外キャリアの価値が見えてくるかもしれない。
もっともメーカー先行で技術を追っちゃうと、ボーダフォンのように端末を変えると使い方が分からなくなるの弊害が出るのかもしれないが(写メールは良い方向に転んだけど)