動画共有に忍ぶ毒

web2.0 動画|web2.0

なにやらきな臭いニュースではある。
youtubeをはじめとする動画共有サービスは、強いメッセージ性と一般のユーザーから提供される公共性の高いメディアとして今後さらに注目されることは間違いない。
しかしこのCNETの記事のようにプロパガンダとして巧みに利用される危惧は充分恐れられる。世の権力者も、どんな独裁者も民衆の力にはかなわない。必ず終焉が来る。インターネットという民意が巧みに書き換えられているのなら、あるいは民意をコントロールするすべがあるのなら、それは恐ろしいゆるやかな束縛の世界が来ているのかもしれない。

余談だが、ちょっと前にメタルギアソリッド2というゲームがあって、究極の兵器は情報管理兵器だった。あまりにも壮大なウソ話だったので、どうにも苦笑してしまったが、ある意味で同様のことが起こりかけている・・・とは、言い過ぎかな。
もっとも毒を制するのは毒でしかなく、web2.0(という表現はイマイチ好きではないが)の意味するユーザーのポジションは、プロパガンダに対抗できる唯一のものかもしれない。メトカーフの法則の法則を引き合いに出すまでもなく、ネットワークこそ拡散する善意(と思いたい)を増大させるわけだし。