めぐり逢い、牛

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すき家で牛丼復活・・・いや、「新」牛丼が発売開始。
名古屋はちょっと遅れて21日よりでした。
「新」牛丼が発売のニュースに、一度チャレンジしたのだが21日からと知らずに玉砕、先ほど(夜中の2時)に再チャレンジ。
ちなみに「牛丼は夜食に限る」派なので、こんな時間なのだ。牛丼は決して一般人の食事時に行ってはいけない。昼時は継ぎ足したばかりの味の染みてない肉が出てくるぞ。

さて「新」牛丼だが、米牛ではなく豪牛なので以前の味とは全然違う。こんなに違うかと思うほど別物だ。
だいたい健全な漢(オトコ)たるもの、牛といえば猛然と喰らうものである。ハウンドドッグでアンビシャスなぐらい、がっつくものである。
不味くはない。いや、ウマイ。ウマイのだが、何かが違う。一口目の郷愁ただよう牛との再会に涙目になりながらも、二口目からはただの飯だ。
それは、親の因果で引き裂かれた恋人たちが哀しみの数年を過ごした後、とある都会の片隅で劇的な再会を果たした時のセックスのようなものかもしれない。
「あれぇ〜、こんなだっけ?」という感じである。
現実は三文ドラマほど安い感動は与えない。
思い出は心の奥に、少々ショウガの香りのキツい「新」牛丼は腹の奥底に。
もたれ気味の胃袋をかかえて家路につくと「吉野屋とは違うのだよ、吉野屋とは!」と赤い看板が云っている気がした。
ちぃぃ!